世界最小の映画って、手のひらサイズ?それとも指先サイズ?

いえいえ、2013年にギネス世界記録に認定されたコマ撮り映画は、そんな想像を遥かに超える、極小スケールなんですよ…。
 



その映画はこちら。さて、どのくらいの大きさなのでしょうか。

 
銀色に輝く粒々…実はこれ、原子の粒なんです。大きさは実に、約0.1~0.3ナノメートル。

メートルに換算すると、100億分の1~3メートル…うーん、小さすぎて理解の範疇を超えていますね…。

 
この映画「A Boy And His Atom」を制作したのは、動画の最後に出てくる…そう、パソコンを使っている人にとってはおなじみの、あのIBM。

 
IBMは世間一般ではパソコンが有名ですが、ハードディスクなどの情報技術産業に欠かせない、記録媒体の材料特性の研究を60年以上も続けてきた企業。 
だからこそ、こうした原子レベルの緻密な映画を作ることができるんですね。

 
この原子単位の動画は、原子約5000個の一酸化炭素分子を動かして生じる引力『分子間引力』によって1コマづつ動かし、180時間もの時間をかけて制作したそうです。現代の技術って、そんなことができちゃうんですね…。

 
そして撮影に使用したのは、重さが2トン(!)にもなる走査型トンネル顕微鏡。これで原子を一億倍に拡大して制作、撮影しているんですって!

ちなみに室温に近い場所では原子が激しく動く(活動する)ために、絶対零度に近い-268度の環境を作って制作しているのだとか…凄まじすぎますね。

 
あまり知られていませんが、IBMはこうした走査型トンネル顕微鏡など特殊な実験装置を開発し、1986年にはノーベル賞を受賞するなど、研究・開発力が非常に高い企業なんですね。

 
ちなみにこの技術を使ってデータを記録した場合、1mm x 1mm の平面に記録できるデータ容量は100テラビット(100兆ビット)、バイト換算では12.5テラバイトという驚愕の容量に。

※原子1粒を0.1ナノメートルとした場合

ちなみに2012年に発表されたIBMの最新技術では、1ビットのデータを記録するのに必要なのはたった原子12個分。従来は1ビットに100万個の原子が必要であったことを考えると、データ密度は8.33万倍と飛躍的な進歩を遂げました。

近年では 今まで見過ごしていたデータの検証が次世代のビジネスに繋がるとして、ビッグデータに注目が集まっていますが、こうした記録装置が進歩することで、分析がよりスピーディーになることが期待されています。

フロッピーディスク、ハードディスクなど、多くのイノベーションを生み出してきたIBM。そう遠くない未来、IBMのナノテクノロジーがどんな技術革新をもたらすのか、楽しみですね。

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